No.6445Mon Jun 11 02:07:53 JST 2007
Name : おっと
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Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

整理できてませんが、思いつくままに、、、

展示なんかやると、素直なリアクションは、子供達ー外人ー女性ー一般男性という順番で、どんどん不自由になっていくみたいな傾向は感じますね。
本に書いてあることを基準に評価するような人が結構多くて悲しいですね。

3Dは目的じゃなくて方法のひとつで、３Dが流行るという現象にはあまり興味はもてなかったりします。２Dでも3Dでも面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。

また一方日本人の持つ平面で立体を包む「風呂敷」「着物」のような文化は、独特の平面ー立体感覚とでもいうべきもので、プラスに考えると新しい可能性があるように考えています。
広大な風景を箱庭化してしまうハイパー写真なども日本庭園にある感性のように私は感じたりしています。

No.6444Mon Jun 11 00:42:40 JST 2007
Name : 笹研
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Subject : ちょっと訂正します

９色プリンタと書きましたが、多いのは８色か１０色ですね。
どうも一緒に（平均）してしまったようです。

No.6443Mon Jun 11 00:36:35 JST 2007
Name : 笹研
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Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

日本人の品質要求が高いのは確かだと思うのですが、ちょっと納得行かないこともあります。

例えばプリンターの売り文句が解像度9600dpiだとか、９色インクだったりしますが、レンチキュラー写真など解像度に厳しい場合は別として、普通の写真を印刷するのに果たして1000dpiと9600dpiに見てわかるほどの差があるでしょうか？インクの数も同じです。私の従兄弟にプロのカメラマン（商品公告の写真なんか撮る仕事です）がいますが、インクの数は４色でも９色でもほとんど変わらないと言っています。

デジカメや携帯のカメラが画素数を売り物にするのも似ていますね。

どうも日本人というのは、自分が見たり感じたりする個人的な価値判断をあまり信用せず、社会一般に共通する判断基準（ものさし）こそが価値あるものだと考えているんではないかと思ったりします。これは日本人のブランド志向が強烈なことにも通じるんじゃないでしょうか。

今の立体写真は玉石混合で、ROVERさんが言われるように技術的にも問題があるものが多いですし、またアナグリフやファントグラムを含むステレオ写真や、あるいはレンチキュラー写真にもピンからキリまであって、人を感動させる優れた作品がある一方、目がちらちらしたり頭がくらくらしてとても見られないようなものもあります。なにしろ知っているだけで自慢できるくらいマイナーな世界ですから仕方ないでしょうが、こういった状況では一般に普及するのは難しいと思います。

ただ発展途上だからこそ、やる意義があると感じている人は少なくないはずで、今ステレオ写真にこだわっている人の多くはそんな人じゃないんでしょうか？私を含めてですが。

No.6442Sun Jun 10 20:26:30 JST 2007
Name : 関谷
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Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

>今あなたが見てる世界が立体視として完全なものです。

そうそう、日頃から立体視してるんだから、２Ｄのほうが異次元体験なんだよね。
だから２Ｄは面白いのかも（あれ？）

だから３Ｄを面白くするには、映像のアイデアとか、映像デザインが面白くないと、
一瞬の驚きだけで終わってしまうんだよね。

３Ｄの楽しみの一つに疑似体験というのがあるけど、
あれはＨＭＤでやると、そうとう面白い。
下水管の中とか、雲の上とか、アリの巣の中とか・・・・
そういう映像だったら、少々ちらついても見てしまうと思う。

アナグリフの可能性だってまだまだあると思うから、
アナグリフだけの展示会をやってみたいなぁ。

No.6441Sun Jun 10 19:37:54 JST 2007
Name : ima0G
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Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

それから、これは音楽やってる人なら容易に理解できることですが
「完全なものはつまらない。」
という真実があります。

今あなたが見てる世界が立体視として完全なものです。
そこに立体視としての面白さはないのです。

No.6440Sun Jun 10 17:12:47 JST 2007
Name : 関谷
URL :
Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

もっと綺麗なもの、面白いものを作りたいという気持ちはいっぱいあるんです。
別に流行らなくても、展示を楽しんでくれる人がいれば、それで満足ですし。

日本は技術力で生きている国だから、完全をもとめる気持ちはよくわかるんです。
ただ、そろそろ不完全なものでも、楽しもうという余裕がでてきているのではないかな。

３Ｄ映画に関しては、現状では上映館が少なすぎて、流行りようがないと思います。
もっと身近な映画館で３Ｄ映画が見られるようになる必要がある。
この状況はあと数年で改善されると思いますが。

No.6438Sun Jun 10 06:03:37 JST 2007
Name : satoshi-
URL :
Subject : Re:なぜ日本で３Dが流行らないの？

現状からするとステレオにはまだ「定番」というものがない。つまり、工夫の余地が十分にあるということでしょう。
しかし考えると昔は二枚の絵を描いて立体像を楽しんでいましたね。これからも伺えますね。いま二重のハンデ、錯覚の美学、まだまだおもちゃなどと人は言いますが、回りを見たら解るでしょうが、人はなにかより良いものを求めていることは事実でした。

No.6437Sun Jun 10 04:10:07 JST 2007
Name : ima0G
URL :
Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

技術じゃないと思うよ。
日本人は単に楽しむのがへたぴーなだけですよ。

ちらついたって不完全だって
アナグリフだって充分楽しめますよ。

日本に技術があったとしてもデザインがさっぱりだから
感覚に直結する3Dはちょっと難しいんだと思います。
技術に溺れて人の気持ちになって考えたりしてないでしょ？

楽しいモノを作ろうとしないで、
儲かるモノを作ろうと特許とったりするでしょ。^^)

No.6436Sun Jun 10 01:48:36 JST 2007
Name : ROVER416T (webmaster3d-eyes@nifty.com )
URL :
Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

笹研さんのご指摘は説得力がありますね。
私も、1980年代の初代ファミコンでの液晶シャッターメガネを使った立体TVゲームやTV用３Ｄシステムはチラツキが酷すぎてダメでしたし、95年ごろのパソコン用液晶シャッターメガネもインターレースの横縞がダメで「不完全なシステムだな」と、その後10年近く立体から離れていましたからね。今また立体への興味を持ったのは「２Ｄに飽きたからもっとインパクトのあるものを」が一番の理由なんだなと自分でも思いますね。
日本の技術者の多くも完成度の高い裸眼立体モニターこそが、夢の空間投影立体映像システム完成までの間をつなぐ唯一の市場性のある立体映像システムとして研究開発をしているのでしょうね。既にある安い家庭用システム（液晶シャッターやＨＭＤ）や３Ｄ映画システムの日本的な改良では市場性が無いということでしょうね。ともかくシャープLL-151Dなどを超えた性能の裸眼立体モニターを早く作って欲しいものです。

別件ですが、昨日（6月9日）に東大駒場キャンパスで行われた「三次元映像のフォーラム：第８０回研究会・総会」に参加された方で、何か特報すべきニュースがあればお知らせください。

No.6435Sat Jun 9 21:06:18 JST 2007
Name : 笹研 (sasagelab@yahoo.co.jp)
URL : http://www.geocities.jp/sasagelab/pincame26.html
Subject : Re:なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

知的財産の流通を仕事にしている人に聞いた話ですが、日本人は世界一品質要求の高い国民なのだそうです。だから不完全な立体画像より完全（高品質）な平面画像を好むのだろうと言っていました。
これに対して欧米人は、品質にはそれほどこだわりを持たず、むしろユニークなもの（めずらしいもの）を好む傾向があるのだそうです。

以前レンチキュラー写真は嫌いだというステレオ写真愛好家と話したことがありますが、ステレオ写真は二枚の平面画像で画質は普通の写真と変わらないのに対し、レンチキュラーはレンズのせいで画質が落ちるのがいやだということのようでした。
一般の人から見れば、画質は良くてもメガネをかけなければ見えないようなものは、不完全（中途半端）な代物だということじゃないでしょうか。

話は変わりますが、大人の科学のピンホールカメラでファントグラムを撮ってみました。
http://www.geocities.jp/sasagelab/pincame26.html

視差とパースペクティブをそこそこ合わせれば、結構リアルなファントグラムになると実感しました。
パースペクティブが合わないと像が変形してしまいますが、視差が合っていると立体感はしっかり出るので、デフォルメした立体像と思えばそう悪くないかもしれません。

No.6434Sat Jun 9 09:56:34 JST 2007
Name : ヒゲキタ
URL :
Subject : ヒゲキタ東京出張

手作りプラネタリウムと立体映像の投影を夏休みに東京でやります。7月29日（日）と30日（月）北の丸公園科学技術館、科学の祭典にブース出展します。もちろん無料。他にもたくさん実験のブースがあるし、技術館の展示も無料。ぜひ見にきてください。20分ごとくらいに投影しています。

No.6433Sat Jun 9 09:21:13 JST 2007
Name : ROVER416T
URL :
Subject : なぜ日本で３Ｄが流行らないの？

コンテンツ自体の問題というのも分かるのですが、日本でも熱狂的なファンが多くキャラクターグッズも根強く売れているティム・バートン監督の「ザ・ナイトメア・ビフォー・クリスマス３Ｄ」も舞浜イクスピアリでは監督舞台挨拶のあった日だけ満席で他の日はガラガラだったみたいですよ。監督挨拶日に行った芸能人がＴＶでしていたレポートも、３Ｄについてはほとんど触れていなかったように思います（映画自体は観ていないのかもね）。
公開終演近くの休日に行かれた人の話ではかなり寂しい状態で、かつ、円偏光メガネを置いて行ってしまう人が何名も居て、彼は３つほどゲットしてきたそうです。確か次回来るときに「マイ偏光メガネ」を持って行くと、その分サービスがあるはずなのですが．．．置いていってしまった人たちはもう来ないということ？
「モンスター・ハウス」も結構シニカルで大人が見ても面白かったらしいですし．．．

ま、映画館自体に対しても日本とアメリカでは観る側の受け止め方というか、違いますよね。アメリカは料金も安いし、ロングラン館も多いし、「ロッキー・ホラー・ショー」なんかは一時期何年もの間、アメリカの高校生が金曜日の夜になるとデートを兼ねて何回も何回も、多い人だと在学中に100回以上も観に行ったみたいな（20年ぐらい昔の話）。そんな環境なので、制作リスクをあまり恐れずに、Ｂ級も含めて、様々なジャンルのものが生まれて、「こりゃ子供に受けそう＝保護者もついて来るから良い儲け」みたいな感じで３Ｄアニメから増えていってるのかも。
日本では小学生の子供連れで映画館に行くのは、1年に2回、夏冬のアニメ祭りぐらいで、あとは家でレンタルＤＶＤ。そのような状況だと、３Ｄ上映館を作っても元が取れない⇒いつまでも普及しない、ってところでしょうか。
Real-Dの最近の作品を見た人なら「もっとたくさんの３Ｄ作品を観てみたい、家でも立体で見たい」と思う人が増えたり、ネット口コミである程度広がっても良さそうに思うのですが、全くそのような気配すら無いのが不思議です。

No.6432Sat Jun 9 07:03:16 JST 2007
Name : 関谷
URL :
Subject : Re: カンヌで３D！

>．．．さて日本で立体が流行らない最大の原因って何でしょうか？

欧米だと、強烈にコントラストのついた写真をよく見ますが、
日本だとフラットでやわらかい写真をよく見ます。
そういうところからも、日本人は比較的フラットで優しいイメージを
好むっていう面はあると思います。
フワっとした映像って、心がなごみますよね。

ただ立体視に関しては、どうなんでしょうか？
結構好きだと思うんだけどな〜
コンテンツに日本人好みのものがないだけのような気がしています。

No.6431Sat Jun 9 03:11:13 JST 2007
Name : ROVER416T
URL :
Subject : Re: カンヌで３D！

>新世代3Dシネマ--「赤と青のメガネ」を不要にしたデジタル技術

今更「新世代〜」ってメディアが誤って取り上げること自体、日本の立体メディアに関する状況が遅れているってことでしょうかね。品川のiMAXも無くなってしまったようですし、舞浜もいつもスカスカみたいだし．．．さて日本で立体が流行らない最大の原因って何でしょうか？
３Ｄモーションをわざわざ２Ｄ風に変換してアニメを作るシステムを早稲田かどっかが開発したと最近の新聞に報道されていたと思いますが、それだけ２Ｄオタが多いから？

No.6430Fri Jun 8 16:36:40 JST 2007
Name : 関谷
URL :
Subject : Re: カンヌで３D！

>新世代3Dシネマ--「赤と青のメガネ」を不要にしたデジタル技術

シネマって、とうの昔に「赤青」メガネ不要でしょ・・・
RealD のメガネもってるけど、これただの円偏光メガネなんだよね。

>ソニーがまさかと思いましたが・・正体は"手回し発電デジカメ"でした。

ほんまですね〜　まさにですなぁ〜

No.6429Fri Jun 8 11:59:12 JST 2007
Name : 岩田
URL :
Subject : カンヌで３D！

・新世代3Dシネマ--「赤と青のメガネ」を不要にしたデジタル技術
http://japan.cnet.com/special/biz/story/0,2000056932,20350295,00.htm

・丸紅ソリューションということから我々の手の出せる代物ではありませんが？
http://www.msol.co.jp/news/cheoptics360/index.html

・ソニーがまさかと思いましたが・・正体は"手回し発電デジカメ"でした。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/special/2007/06/05/6389.html

No.6428Mon Jun 4 12:06:20 JST 2007
Name : ｓａｔｏｓｈｉ−
URL :
Subject : バック処理ですが

バックを黒に落とすため発泡スチロールで７０＊７０�僂�らいの折りたたみ式の専用囲いをつくり内回りは黒塗装で入り口の両サイドと手まえの上からのみ光が入るようにして見ると花が黒バックに浮き上がったように見えまた絞り値も２段くらい落とせるようでした。これで一輪さしをよく撮影しました。屋外では広角使用の場合はとかく花の回りやら奥行きまでがはっきり写ったりするので望遠でアップきみがいいですね。屋外の風景でもマニュアル露出でマイナス２段だといい感じでした。

No.6427Mon Jun 4 11:04:57 JST 2007
Name : 関谷（管理人）
URL : http://www.stereoeye.jp/shop/
Subject : STEREOeYe オンラインショップからご案内

赤青メガネに、オールプラスチックフィルムタイプ (品番：SG004A) が登場しました。
水でも洗える耐久性で、光学特性も従来のものとほぼ同等に仕上がっております。
量が多くなると紙製のものより価格が安くなりますので、ぜひご活用ください。

http://www.stereoeye.jp/shop/

No.6426Mon Jun 4 07:32:25 JST 2007
Name : 関谷
URL :
Subject : Re: 昔のステレオカメラ

>エルモ社のシネ８では普通の撮影機のレンズの前にアダプターを装着して
>レンズの左右半分づつを使用しミラーでバシスを拡げる方法で撮影していました。

昔見たことがあります。ペンタックスのステレオアダプターの様な構造ですね。
５年ほど前に、ペンタックスのアダプターをビデオカメラにつけて撮影し、
左右をそのまま平行法で見るというビデオストリーミングをされた方がいました。
今だと、リアルタイムでアナグリフなどに加工し、ライブ映写などに応用できそうですね。

No.6425Mon Jun 4 07:27:01 JST 2007
Name : 関谷
URL :
Subject : ねこのファントビデオ

>いきなりクレーンをファントビデオの俯瞰に使われたのは新鮮な驚きでした。

ねこは２Ｄ、で影が３Ｄ・・・それでファントグラム！
新鮮で奇妙な感覚、面白いです >おっとさん


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