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
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 リアリストサイズ・ヒートシールマウントの利用手順
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@ フィルムの切断
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まず最初に、フィルムを各コマごとに切断する必要があります。リアリストサイズのステレオカメラで撮影されたフィルムであれば、各コマをカットしてバラバラにし、左右のカットを1つのペアとしてマウントします。リアリストサイズ以外のカメラ(ヨーロピアンサイズカメラ、通常の一眼レフ2台など)で撮影されたフィルムでは、各コマを切断した後、さらにリアリストサイズの大きさにトリミングする必要があります。切断する時には、実際にフィルムをマウントに載せ、大きさや、アライメント(※1)を確認しながら行うとよいでしょう。
A フィルムの配置
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バラバラになった左右の各フィルムを、マウントの凸凹のある面(下図参照)の上に置きます。この時、左の画像が写っているフィルムを裏返しにして右の窓の上に、また、右の画像が写っているフィルムを裏返しにして左の窓の上に配置して下さい。(これは最終的にマウントの凸凹のある側からビューアでのぞく為です)
Bテープで固定
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フィルムのアライメント(※1)を調整して、簡単にテープで止めておきます。
Cヒートシール
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マウントを2つ折りにして、アイロンの熱で接着します。 アイロンの温度は「中」くらいに設定し、フィルムには直接アイロンが触れないように注意しながら、接着して下さい。
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

D完成
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これでステレオマウントの完成です。ビューアでのぞく場合には、マウントの凸凹のある面を手前にして見ます。スライドプロジェクタにかける場合は、マウントの凸凹のある面が、電球側になるようにセットして下さい。
※1 アライメント調整
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左右の画像の上下のずれ、回転角のずれ、左右のずれを修正することです。詳しくは、前ページの解説を参照して下さい。なお、アライメント調整は、ライトボックスの上で行うと効率的です。この時、平行法でフィルムを立体視できれば、実際の立体像を見ながら、アライメント調整が楽に行えます。
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